ニッケル工場で爆発 中国・青山鋼鉄集団 18人死亡、41人負傷

 中部スラウェシ州モロワリ県にあるインドネシア青山鋼鉄(ITSS)のニッケルを生産する第41製錬所で24日早朝、溶鉱炉が爆発して中国人8人を含む18人が死亡、41人が負傷した。ITSSは中国のステンレス鋼大手、青山鋼鉄集団の現地法人。
 現地からの報道によると、同社が進出するモロワリ工業団地(IMIP)の広報担当、デディ・クルニアワン氏は「事故が起きた工場はメンテナンス中で稼働していなかったが、炉内の残留スラグが可燃物に触れて炉壁が崩壊。火災につながった」と説明した。
 デディ氏によると、IMIPは犠牲者に補償金を1人2500万ルピアを支払い、遺体の搬送費や負傷者の医療費は全額負担するという。
 事故を受けて地元警察は、過失傷害の疑いもあるとして工場を無期限で閉鎖し、捜査している。工業省と労働省は調査チームを派遣しており、海事・投資調整省も調査に加わる予定という。(アウリア・アナンダ)

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