KPKトップが辞任 汚職捜査の総帥 金銭要求
汚職捜査の総帥という立場にある汚職撲滅委員会(KPK)のフィルリ・バフリ委員長が21日、委員長の職を辞任すると発表した。地元メディアが報じた。
同氏はこの日、KPK本部前で記者団に囲まれ、「18日付の書簡で委員長を辞任した。(大統領府が決めた)任期延長はしないことを宣言する」と述べた。
辞任理由は「選挙を控えて国家安定のため」とし、書簡はすでにジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領に伝えられたという。
同氏はシャフルル・ヤシン・リンポ前農業相の汚職事件に絡み金銭を要求した容疑で、KPK監督委の捜査を受けている。アウリア・アナンダ)