日本留学の知見活かし相互理解 2人に外務大臣表彰を授与 在スラバヤ日本総領事館
竹山健一駐スラバヤ日本総領事は4日、ドディ・アルフェロ氏に令和5年度外務大臣表彰を授与した。ドディ氏は、地方自治体が日本政府の協力で外国人を職員に迎える「語学指導などを行う外国青年招致事業(JETプログラム)」の同窓会組織「JETAAインドネシア支部」で会長を務める。
ドディ氏は1998~2001年にJETプログラムに参加し、高知市役所に派遣され、国際交流促進に貢献。また、スラバヤ市で姉妹都市である高知市と共催する「スラバヤよさこい祭り」の運営に関わり、日本文化に対する理解促進に尽力する。
ドディ氏はあいさつで、日本政府が行う「アジア高校生架け橋プロジェクト」で1年間、ホームステイをしながら日本の高校に通ったことを紹介し、当時の教訓や経験がインドネシア帰国後も役立っていると話したほか、「スラバヤ市と高知市の姉妹都市関係が発展していることを嬉しく思う」と語った。
また、竹山総領事は11月7日、エミル・ダルダック東ジャワ州副知事へ同表彰を授与した。
エミル氏は、日本で修士号と博士号を取得した後、世銀勤務などを経て2019年から現在まで現職。日本留学で得た知見と経験から、両国の協力促進と相互理解の増進に貢献したことが称えられた。
授与式でエミル氏は「経済や教育、文化において東ジャワ州を始めとする両国の協力が一層強化されることを期待する。今後も自分のできることで貢献したい」と話した。