【マニュファクチャリング・インドネシア特集】 東南アジア最大級の工業展 マニュファクチャリング・インドネシア あす、JIエキスポで開幕
東南アジア最大級の規模を誇る工作機械、工具、工業用資材、IT技術などの展示会「マニュファクチャリング・インドネシア(MI)2023」が6日から9日まで、中央ジャカルタ・クマヨランのジャカルタ国際展示場(JIエキスポ)で行われる。今年で32回目を迎える。昨年は33カ国・地域から840ブランドが出展したが、今年は29カ国・地域から1200ブランド以上と規模を拡大する。展示会の会場面積も昨年の1万7800平方㍍から、今年は2万9801平方㍍と一気に1・5倍以上に拡張されることになった。
MIが今年のテーマに掲げたのは「ソサエティー5・0に向けて」。MIを企画・運営するパメリンド・インドネシアのメイサ・ステファニー・イベントダイレクターは11月27日、「今回の展示会は、製造業や第4次産業革命『インダストリー4・0』におけるソサエティー5・0に向けた持続可能な開発を加速するための取り組みとしたい」語る。
情報社会(ソサエティー4・0)では知識や情報が共有されず、分野の連携が不十分であるという問題が指摘された。しかし、ソサエティー5・0で実現を目指す社会では、モノのインターネット(IoT)や人工知能(AI)ですべての人とモノがつながり、様々な知識や情報が共有され、今までにない新たな価値を生み出すことで、これらの課題や困難を克服を目指す。
メイサ氏はまた、「今回は、出展企業がよりスマートな製造技術が展示する機会となるだろう。期間中の来場者は3万人を見込んでいる」とし、中長期的な視点から業界をリードする展示会とする考えを強調した。
MIでは、製造機械や工具、資材を扱う企業だけではなく、IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)を活用した技術を持つ企業も出展する。
開場時間は午前10時から午後6時まで(最終日は午後5時まで)。入場は無料。