【マニュファクチャリング・インドネシア特集】「代理店・バイヤー探す」 大阪産業局 加盟企業8社が出展

 大阪産業局は2019年以来、4年ぶりの出展となり加盟企業8社が参加する。今年度から19年度に廃止したインドネシア担当のビジネスサポートデスクを復活するなど、加盟企業によるインドネシアでのビジネス展開支援を強化している。
 イング(大東市)は初めての海外出展。狭い場所でのボルト締付け・取外しを可能とする工具「ドライブレンチ」と、重さ300㌔までの吊り上げが可能な吊具「リフトロック300」を展示する。同社の潮見真生執行役員は「(今回の出展で)代理店やバイヤーを探したい」と語る。
 神谷機工(大阪市平野区)は、10年前に西ジャワ州ブカシ県チカランで現法を設立。工業用刃物の生産と再研磨を行っている。MIでは自社生産の刃物を展示する。神谷宗孝社長は「最新の市場動向を確認したい」と意気込む。
 喜一工具(東大阪市)は国内・海外130以上のメーカーを扱う工具専門商社。エイコーフォースのマイクログラインダーを展示する。近藤隆児海外営業部長は「インドネシアは未知の市場。反応が知りたい」という。
 篠原電機(大阪市北区)は配電資材を専門とするメーカー。配電盤の部材を今回、展示する。ITソリューション開発部の野村達郎氏は、「インドネシア経済が活発になると見込んでいた。今回の出展は楽しみ」と語る。
 テクノロール(和泉市)は工業用ゴムローラの自動洗浄装置、粘着ゴムローラ、自動走行ラックの展示を行う。畑中一辰社長は「インドネシアの販売を強化したい」と語った。
 冨士精密工業(東大阪市)は化学薬品の腐食作用を利用した金属加工を専門とする精密金属加工メーカー。慶楽大樹取締役部長は「インドネシアで私たちの技術に興味を持ってもらえるか知りたい」と語る。
 マテックス(八尾市)は駆動機構の小型化・軽量化に役立つ遊星減速機と射出成形部品の展示を行う。商事営業部の的場光紀氏は「新しい技術を探しているエンジニアに会いたい」と語った。
 山科精器(滋賀県栗東市)は鋼板の面取り、溶断鋼板のエッジ部のR面取りを簡単にする卓上R面取り機「エッジナイン」の展示を行う。営業課の丸井寛課長は、「インドネシアに受け入れられるよう期待している」と語った。

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