【マニュファクチャリング・インドネシア特集】ソフトからハードまで 東京都中小企業振興公社 都内4社が出展
東京都中小企業振興公社ブースでは都内の中小企業4社が出展する。
東洋オートメーション(中野区)は地震発生時に貯水タンク内の水を守る水槽用緊急遮断弁システムを展示する。同社開発部の小川義英部長によると、同システムは1995年の阪神・淡路大震災で震災から3日間、水の確保が極めて困難となった経験からできたものだという。
イニシャル・ポイント(千代田区)は、多要素認証で本人確認を行うセキュリティ認証ソフトウェア「JinCreek」を展示。嶋村俊彦社長によると、日本では国税庁、観光庁や地方自治体が導入を始めているという。
大和合金(板橋区)は2年連続で出展。自動車部品などに使われる高強度・高耐摩耗性の特殊銅合金を展示する。営業課の王琪氏によると、昨年の展示会で引き合いがあり、その後着々と販路を拡大しているという。王氏は、「インドネシアは重要なマーケット」という。
平和テクニカ(中央区)は高速精密切断機「ファインカット」と精密切断砥石「トクウストイシ」を展示する。ファインカットはインドネシア科学院(LIPI)での導入実績もある。海外マーケティング部の渋谷吉彦氏は「(独自開発の)砥石で超硬合金が切れることをアピールしたい」と語った。