「ここで勤務できて良かった」 金杉大使 離任レセプション
次期中国大使に決まった金杉憲治駐インドネシア日本大使は29日、中央ジャカルタのホテル・インドネシア・ケンピンスキーで離任レセプションを開いた。
インドネシアの閣僚からはバスキ・ハディムルヨノ公共事業・国民住宅相やサンディアガ・ウノ観光・創造経済相が参加。各国大使や日系企業関係者、在留邦人など約240人が駆けつけた。
新型コロナ禍の2021年1月に着任し、対面活動が思うようにいかなかった時代から徐々にコロナ規制が緩和。会場では、国内を東奔西走しながら、相手と目線を合わせた対話から絆を築いた約3年間の公務を映像や写真で紹介した。
任期中の思い出について金杉大使は「温かい人たち。どこに行っても日本のことが好きだと言ってくれる。そういう人たちがいる国は非常に貴重。ここで勤務できて本当に良かった」とインドネシアの人々に感謝した。後任は、ヨーロッパ連合日本政府代表部大使の正木靖氏が務める。 (青山桃花、写真も)