盆踊りで盛大に閉幕 ジョクジャ・ジャパン・ウィーク 「来年は規模拡大を」
ジョクジャカルタで5日から開催されていたジョクジャカルタ日本祭り(ジョクジャ・ジャパン・ウィーク)が8日、閉幕した。
最終日は、折り紙やマンガ、風呂敷、弁当などのワークショップ、インドネシア最大級のコスプレイベント「CLAS H」のジョクジャ予選大会などを実施。4日間にわたり、延べ2万人(主催者発表)の来場者でにぎわったジョクジャカルタ国立美術館の前庭には提灯が灯され、浴衣姿の女性ら数百人が盆踊りを踊って幕を閉じた。
ジョクジャ・ジャパン・ウィークは、2010年に行われた京都ジョクジャカルタ姉妹提携25周年行事の一環として始まったイベント。今回は規模を拡大し、初めてジャカルタの団体などと連携した。
京都からは、織物を通じジョクジャカルタとの交流を進めてきた非営利法人(NPO)「てこらぼ」(テクノロジー・コラボ)の細尾真生副理事長ら8人が訪問。ガジャマダ大(UGM)でインドネシア語を学ぶ留学生の篠原健太さん(21)は連日、会場で書道を披露し、来場者の注文に応じて漢字をつづった。
ジョクジャでは同時期に、ファッション・ウィーク、ガムラン・フェスティバル、マリオボロ・フェスティバルなど多彩な文化イベントを開催。学校の長期休暇中でもあり、国内各地から家族連れや団体が押し寄せる中、市中心部に設置された真っ赤な鳥居は、多くの人の目に触れる日イ友好のシンボルとなった。
実行委員会事務局長のランディ・レイさん(27)は「ジャカルタの日本人から来年のイベントに協力したいと声を掛けていただいており、次回はさらにスケールアップして開催したい」と意気込みを語った。