福祉友の会に2つのメダル ヘル氏=外務大臣表彰 マリコ氏=在外公館長表彰 金杉大使
金杉憲治駐インドネシア日本大使は17日、南ジャカルタの大使公邸で、独立戦争を戦った元残留日本兵の子孫による組織「福祉友の会」の会長として、20年以上のわたりその活動の維持・発展に尽力したヘル・サントソ衛藤氏に外務大臣表彰、同会ボランティアとして3・4世をリードしてきたマリコ・スルヤント氏に在外公館長表彰の表彰状を授与した。
2つの表彰は、日本とインドネシアにおける友好親善の増進や理解促進への貢献を讃えるもの。令和5年度は残留日本兵1世の思いを引き継ぎ、今年7月に「残留日本兵資料館(歴史ギャラリー)」の開館にこぎ着けた友の会の重鎮2人におくられた。
表彰式に向け、次期中国大使として12月上旬に離任する金杉大使は、「お二人にはなんとしても、自分の手で表彰状をお渡ししたい」と話していた。【8面に関連記事】