農相公邸を家宅捜査 汚職撲滅委員会 現金300億ルピアなど押収

 汚職撲滅委員会(KPK)のアリ・フィクリ報道官は2日、ジョコウィ政権の主要閣僚となるシャフルル・ヤシン・リンポ農相の公邸から総額300億ルピア相当の外貨含む現金を押収したと明らかにした。地元メディアが報じた。
 KPKは農業省を舞台とする汚職疑惑に絡み、9月28日午後から翌29日午前にかけてシャフルル氏の公邸を家宅捜査。シャフルル氏は当日、公務でスペイン出張中で不在だったが、KPKは公邸から現金のほか銃12丁を発見。銃は警察に引き渡した。
 KPKは今後、同省における恐喝や金銭の不正授受、マネーロンダリング(資金洗浄)などの疑いで調べを進める。KPKはすでにシャフルル氏と同省事務総長、農業機械機器局長の3人を容疑者認定したとの未確認情報もある。
 シャフルル氏が党幹部を務めるナスデム党は、次期大統領選への出馬を表明したアニス・バスウェダン前ジャカルタ特別州知事(無所属)を支持しているが、KPKのアリ報道官は、今回の家宅捜査において政治的な関係性は否定している。

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