【GIIAS広告特集】自動車生産国トップ5目指す 互恵関係構築に動く日本勢 GIIAS

 東南アジア最大級の自動車展示会「ガイキンド・インドネシア国際オートショー(GIIAS)」が10日、開幕した。会場入りしたアイルランガ・ハルタルト経済調整相が「自動車生産国としてトップ5入りを」とねじを巻くのに対し、日本勢も今年はクリーンエネルギー技術を続々投入。電気自動車(EV)時代に向けた攻防は、新たなステージに入ろうとしている。      

 会場は昨年と同じバンテン州タンゲランの国際展示場「インドネシア・コンベンション・エキシビション」。視察したアイルランガ氏は開幕式で、四輪車の生産国は世界に21カ国あり、「この中でインドネシアは昨年、生産台数で11位。せめて10位以内に入りたい。そしてトップ5を目指したい」と述べた。
 また、インドネシアからの輸出台数についてアイルランガ氏は「昨年47万台で今年の目標は50万台。3万台しか変わらず、より高い目標を持つべき」とした。
 GIIASを主催するインドネシア自動車工業会(ガイキンド)のヨハネス・ナンゴイ会長も、「今年のテーマである『FUTURE NOW』には、持続可能なエネルギーの利用とEVへの移行を社会に伝える意味合いを込めた」とEVの市場拡大を訴えた。
 これに対してメーカー各社は、中国から5ブランドが新規参入を果たすなど、EV市場で主導権を握りたい中韓勢が攻勢を強める。
 迎え撃つ日本のメーカー各社は技術力を前面に押し出し、カーボンニュートラルを達成するための現実的な道筋を示した。周辺インフラの整備や消費者マインドの動向を見据えながら、政策と連動する互恵関係の構築に動き出した。 (坂田恵愛)

◇ GIIAS インドネシア自動車工業会(ガイキンド)が主催する国際モーターショー。今年は四輪が34ブランド、二輪は15ブランドが出展。開催は20日まで。入場料はアプリ「Auto360」で購入する場合、平日5万ルピア、土・日・祝は10万ルピア。会場購入の場合は、平日7万ルピア、土・日・祝は12万ルピア。

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