4カ国で国際親善試合 U―15で優勝 JJCリトルリーグ部
4歳から中学生の子どもたちで構成する「ジャカルタ・ジャパンクラブ(JJC)リトルリーグ部」が15日、西ジャワ州ボゴール県のJJCスントゥールグラウンドで、国際親善試合を行った。シンガポール、タイ、マレーシアにあるジャパンクラブの少年野球チームから選手約50人を招いた。
親善試合は、2月にマレーシアのクアラルンプール日本人学校で開かれた「少年野球親善大会」に参加した際の縁が繋がった。インドネシアが乾期であることや、売却が検討されるスントゥールでの交流試合の実現が最後かもしれないことから、インドネシアでの開催となった。
球場で選手同士は再会を喜び、笑顔で互いの健闘を誓い合った。
この日の試合では、年齢別にカテゴリーを4つに分け行われた。JJCリトルリーグ部はU—15(15歳以下)で優勝、U―12で準優勝。また、U―10、U―8では、他国選手を交え、出身地別で東西チームに分けての交流試合を行った。
優勝したU―15を率いた松井武夫監督(45)は、「『勝ちにこだわった野球をしよう』と誓った選手たちと、勝つ喜びを味わうことができた」と語った。
また、東西チームに分かれた交流試合では、本帰国のため、この日が最後のJJCリトルリーグ部での活動となる小森玄大くん(4つ)がサヨナラ打で勝利を決める劇的な展開が。小さな体で思い切りベースを蹴り、走る姿に保護者の応援も一際増した。
国際親善試合を終え、JJCリトルリーグ部の西村仁部長(44)は、「子どもたちが自然に他国選手を受け入れ、目を輝かせながら、はつらつと野球を楽しむ姿はとても清々しかった。将来子どもたちがどこかで再会し、今日の野球の思い出を笑顔で思い切り語ってほしい」と願った。