加藤ひろあきさんを直撃取材　ＪＪＳ中学部　日イ、ＡＳＥＡＮ関係を知る

　ジャカルタ日本人学校（ＪＪＳ、バンテン州南タンゲラン）で９日、中学部３年の生徒が、歌手の加藤ひろあきさんにオンライン・インタビューした。質問は府野由依さん、古川原百香さん、侭田くれはさんの３人が行った。
　ＪＪＳ中学部３年では総合の時間で、テーマを「日本とインドネシア、日本と東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）のこれまでとこれから～私たちの行動宣言」と据え、日ＡＳＥＡＮ関係について学習中だ。
　これを踏まえた「調べ学習」では、グループ毎に文化交流や歴史、政治経済、ＡＳＥＡＮの役割などトピックを分類。インドネシア人へ突撃インタビューをしたグループもあった。
　今回の加藤さんへのインタビューはこの学習に関連するもので、インドネシアで歌手や俳優として活躍する中での気づきや日イに対する考えなどを聞いた。
　返答の中で加藤さんは「なぜインドネシアのことを知らないといけないのか。それは、相手の伝統や文化を知ることで考え方が変わり、知見が広がり、自分の国のことを新たに知れるから」と語った。
　また、加藤さんは生徒に「インドネシアってどんな国？」と逆質問。古川原さんは「困っていると助けてくれる。インドネシア人はフレンドリー」と答え生徒自身も改めて日イについて考える場面もあった。
　この総合学習の初回授業では、ＡＳＥＡＮ日本政府代表部の紀谷昌彦ＡＳＥＡＮ大使が講義を行っており、生徒は今後、調べ学習を踏まえて来月、ＡＳＥＡＮ事務局を訪問。日本がこれからＡＳＥＡＮやインドネシアとどのような関係を構築すべきかを「総理への提言」としてまとめ、それを実現させるためにジャカルタで何ができるか「決意表明」を７月に発表する。（青山桃花）