日本をテーマに熱弁 さくら杯日本語弁論大会 バリ日本人会など
バリ日本友好協会とバリ日本人会はバリ州デンパサール市で2月26日、第4回さくら杯日本語弁論大会を開催した。同弁論大会は日本とインドネシアの友好親善に寄与することを目的とし、両国が国交樹立60周年を迎えた2018年に始まった。
大会には、高校生の部に10人と大学生の部には8人が出場し、日本に関するテーマで熱弁した。審査員には、勝又晴美駐デンパサール総領事や国際交流基金の日本語パートナーズ派遣者も加わった。
高校生の部で優勝したムングウィ第1国立普通高校の2年生、ニ・マデ・ナダ・スワリ・ブアナさんは、インドネシアにおける女性解放運動の先駆者カルティニを議題にあげ、女性も男性と同様に教育を受けられるようになった今、日本で働きたいという夢を叶えるため、日本語の勉強を猛進していると語った。
一方、大学生の部で優勝を飾ったウダヤナ大学の1年生、イ・マデ・テグー・マヘンドラさんは日本語を学び、日本でのホームステイなどの文化交流を通じたことで「日本語で人生が変わった」をテーマに熱弁をふるい、異文化交流において最も重要なのは「相手を理解しようと思う気持ちであること」と訴えた。
また、この日、弁論大会のほかに折り紙ワークショップやバリ日本語補習授業校の生徒による太鼓も披露された。