部員増え夢のような試合 国際試合U―10で優勝 JJCリトルリーグ部

 ジャカルタ・ジャパンクラブ(JJC)リトルリーグ部はインドネシア代表として18、19日の両日、マレーシアにあるクアラルンプール日本人学校で「少年野球親善大会」に参加し、U―10(10歳以下)部門で全勝優勝した。
 同大会は東南アジア諸国連合(ASEAN)の加盟国にあるジャパンクラブの少年野球チーム同士の交流を目的としており、インドネシア、マレーシア、シンガポール、タイ、ベトナムの5カ国が集結した。また、今大会は新型コロナの影響を受け、3年ぶりの開催となった。
 JJCリトルリーグ部からはU—12、U—10、U—8の3部門4チームが参加。U—12は5位、U—10は優勝、U—8はダイヤモンズが準優勝、エメラルズが3位という結果を残した。
 優勝を果たしたU―10にはJJC、マレーシア、タイの合同チームとシンガポール2チームの計3チームが出場。1戦目で全員がヒットを飛ばして快勝し、2戦目では最終回で逆転する劇的な試合展開となり、優勝を飾った。栗原彰宏監督(39)は「今までの練習が成果となり、一人一人が自分の力を発揮してくれた」と選手を称えた。
 惜しくも全敗となったU—12はマレーシアとの混合チームとして出場。JJCは相手の鋭い打球に悩まされつつも、ジャカルタ日本人学校6年のピッチャー・松井優樹さんが好投し、固い守備で健闘した。
 一方、U―8ではJJC2チームを含めた計4チームが参加。JJC同士が直接対決をする場面もあり、手に汗握る戦いとなった。
 U—12のJJCチームを率いた松井武夫監督(45)は「各国に働きかけて3年ぶりに大会を実現できた。新型コロナ禍で一時は部員が2人にまで減った状況からすれば、全カテゴリーで出場するなど夢のようだ」と感慨深げ。今後の目標については「選手たちは国際試合という大きな経験をした。来年の大会では、ぜひとも勝利を掴み取りたい」と意気込んだ。

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