新型アイラを発表 現調率8割以上 ダイハツ工業現法
ダイハツ工業の現地法人アストラ・ダイハツ・モーター(ADM)は15日、中央ジャカルタのスナヤン地区で、新型アイラの発表を行った。政府が2013年に施行した低燃費・低価格車への優遇税制「ロー・コスト・グリーン・カー(LCGC)プログラム」適合車で、今年1月までに国内で26万8000台を売り上げた。
発売以降、2回のマイナーチェンジを経て、10年ぶりのフルモデルチェンジとなった。ADMがOEM(受託)生産し、トヨタブランドとして販売される「アギア」とはヘッドライトやバンパーグリルなどの形状が異なる。排気量もアギアは1200ccだが、アイラは1000cc車と1200cc車の2種を販売する。
ADMの京田靖社長はアイラについて「発表以来、インドネシアのユーザーの7割以上がエントリーカーとして選んでくれた」と話す。京田社長はまた、生産にはサプライヤー1700社と500社を超える中小企業が携わり、現地調達率は8割以上に達したと強調した。
開発を担当したダイハツ工業の仲保俊弘エグゼクティブチーフエンジニアは「良いコンパクトカーを届けることはダイハツにとって一番大切なこと。それはインドネシアでも同じ。新型アイラはCO2排出量も少ない環境にも配慮した車」だという。
販売価格・時期は近く発表するという。発表会見には来イした同社の松林淳会長らが出席した。