新興工業と貸付契約 JBIC
国際協力銀行(JBIC)はこのほど、新興工業(本社・岡山県総社市)のインドネシア現地法人新興工業インドネシアとの間で155億9千万ルピアを限度とする貸付契約を結んだと発表した。トマト銀行との協調融資で、協調融資総額は228億ルピア。
同社が西ジャワ州カラワン県で実施する自動車部品の製造・販売事業に必要な資金を支援する。
新興工業は、自動車向けパワートレイン用構成部品やブレーキ部品、ホイールハブなど切削加工品の製造・販売を日系自動車メーカー向けに手がける。
これまでタイ、中国、インドネシアに拠点を設置して海外事業展開を進めてきた。
インドネシア現地法人の増設を通じ、経済成長を続ける国内で、市場シェアの拡大を目指していくという。JBICはルピア建て融資で事業を支援することで「産業の国際競争力の維持、向上につながる」としている。