スウェーデン駐イ大使呼び出し コーラン燃やされ 外務省
スウェーデンの首都ストックホルムにあるトルコ大使館付近で21日、極右団体の代表でスウェーデンとデンマークの国籍を持つラスムス・パルダン氏がイスラム教の聖典コーランを燃やしたことを受け、インドネシア外務省は24日、駐インドネシアスウェーデン大使を外務省に呼び出すと発表した。地元メディアが報じた。
日程は調整中だが、外務省は「あからさまな(イスラム教への)冒とくであり、宗教的寛容を深く傷つける行為だ」と事件を強く非難した。
ロシアによるウクライナ侵攻を受けたスウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟問題で、その成否を握るトルコが事件をめぐって態度を硬化。イスラム圏の反発は根強く、加盟問題に急制動がかかっている。 (青山桃花)