イスラムを通じ相互交流 3年ぶり対面実施 外務省

 日本の外務省が推進する対日理解促進交流プログラムで、平和構築をテーマとする「ジェネシス」が3年ぶりに対面実施し、訪日するイスラム系社会団体所属の青年ら25人が24日、中央ジャカルタ・在インドネシア日本大使館で行われた壮行会に参加した。
 プログラムに参加するのは、東南アジア最大級のモスク「イスティクラル」の関係者を含む国内最大の穏健派イスラム団体「ナフダトゥール・ウラマ(NU)など4団体。一行は25日に日本入りし、早稲田大学の講義や東京・渋谷区にあるモスク「東京ジャーミイ」を視察。日本におけるイスラム教について知見を広め、広島県の平和記念資料館で戦争・平和・復興についても学ぶ。
 壮行会のあいさつで同大使館の田村政美次席公使は、「積極的に交流し深い友情を育み、見聞きした色んなものをインドネシアの人たちに伝えてほしい」と激励した。
 これに対し、イスティクラル・モスクのムルヨノ・ヨッジさん(48)は「日本人の勤勉さや周辺環境の清潔さを学びたい」と述べた。日本人のイスラム教の理解が遅れているとされる点に関する質問には、「それは重要なポイント。イスラム教は『友好的で平和的な宗教』であることを伝えることも私たちのミッションの1つだ」と語った。
 一行は、31日に離日する予定。(青山桃花、写真も)

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