電動バイクへ改造進まず 目標のわずか15% エネルギー・鉱物資源省
政府は年内にガソリン燃料バイク1000台を電動バイクに改造する目標を掲げる。しかし、エネルギー・鉱物資源省が管轄する電動四輪・二輪車の調査・試験機関でコーディネーターを務めるスラメット氏によると、12日までに改造が完了したバイクはわずか148台にとどまり、目標の約15%に満たない実態が明らかになった。13日付のコンタン紙が報じた。
同省は脱炭素化を促進させるため、電動バイクへの改造に関するロードマップを作成。ガソリン燃料のバイクを2022年に1000台、23年に1万台、24年に10万台、25年に100万台、26年に500万台改造するとしている。
同省のダダン・クスディアナ新再生エネルギー管理総局長は改造が進まない理由について、「改造費が1台あたり1500万ルピアと高額であるため」と説明した。
ダダン氏はまた、補助金を支給する同省の予算不足を訴え、「12月上旬に行った海事・投資調整省と財務省との調整会議で、電動バイクへの改造に支給する補助金を拠出するよう要請した」という。
これに対し、ルフット・パンジャイタン海事・投資調整相は11月下旬、来年から電動バイクの購入者に対し、最大650万ルピアの補助金を支給する計画を発表した。
ただ、電動バイクへの改造希望者に対する補助金の有無については言及していない。(センディ・ラマ)