【日イ友好の祭典、JJMまであと4日】 体で音を感じて欲しい 試行錯誤を繰り返す2年 和太鼓チーム「弁天」
「第12回ジャカルタ日本祭り」(JJM)の最終日となる16日、和太鼓チーム「弁天」が、中央ジャカルタのFXスディルマンで行われるステージパフォーマンスに登場する。
弁天はインドネシア人と日本人混合のチームで中学1年~50代までの幅広い年齢層で活動を続けてきた。2016年に結成し、翌年には観客を前に演奏を披露した。
新型コロナ禍の間は演奏の機会が得られない中でも、マスクをして掛け声を発する際は大きな声を出さず、出演者同士の距離を空けて演奏するなど、試行錯誤を繰り返しながら活動を続けてきた。
同メンバーの渡辺彰吾さん(36)は「本職が日本語教師なので日本文化を伝えられるようなことをしたいと考え、和太鼓を始めた。JJMでは、体で和太鼓の音を感じて欲しい。そのために演奏を頑張りたい」と意気込んだ。
また、インドネシア人メンバーのリンカン・ベッラさん(34)は和太鼓を始めた理由に「初めて弁天の演奏を聴いた時、気持ちがわくわくした。日本人スタッフから『弾きたいか』と聞かれ、見学に行ったらその場で太鼓を叩かせてもらった。すぐに面白い、もっと上手になりたいと思った」と述べ、「2年間JJMができなかったので楽しみ」と笑顔を見せた。(青山桃花)