大統領・国防相ペアを支援 総選挙法 支持団体、法改正要求
2024年の大統領選でプラボウォ・スビアント国防相(グリンドラ党党首)を大統領候補とし、副大統領候補をジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領としてペア出馬を支持する団体が28日までに、大統領選挙法(2017年第7号)の改正を求める申し立てを憲法裁判所に行った。地元メディアが報じた。
申し立てを行ったプラボウォ氏とジョコウィ氏を支援する団体の名称は、「2024〜2029プラボウォ・ジョコウィ共同事務局」と名乗っている。
現行の大統領選挙法は、正副大統領を2期務めた人の大統領選出馬を認めていない。ジョコウィ氏は2期連続で大統領に就任したため、24年の大統領選の出馬資格がなく、同年10月に大統領の任期が終了する。
グリンドラ党のアフマッド・ムザニ事務局長は、プラボウォ氏とジョコウィ氏のペア出馬を望む意見ついて「副大統領としてジョコウィ氏の名前があることは党にとって名誉なことである」と前向きな姿勢を示している。
プラボウォ氏は「ありとあらゆる可能性を尊重する」と述べ、2019年の大統領戦選を戦ったジョコウィ氏との出馬に可能性を残した。(長田陸)