安倍氏国葬に参列　岸田首相とも会談　マアルフ副大統領

　訪日中のマアルフ・アミン副大統領は27日、東京・武道館で行われた安倍晋三元首相の国葬に参列した。
　副大統領官邸の発表によると、マアルフ氏は26日、岸田文雄首相と元赤坂の迎賓館で会談。岸田氏は国葬参列に謝意を表明し、11月にバリで開催予定の20カ国・地域首脳会議（Ｇ20サミット）の成功に向け支援していくと伝えた。
　これに対しマアルフ氏は、安倍氏に対する弔意を表明し、日本からの投資拡大、農水産物の輸出拡大、人的資源の活用促進を呼びかけたという。両氏は来年の日イ国交樹立65周年と日ＡＳＥＡＮ友好協力50周年に向け、協力関係を強化していくことで一致した。
　改修工事のため、東京・四谷に移転中の在日インドネシア大使館は27日、半旗を掲揚。報道によると、国葬には２１８の国・地域などから約７００人が参列。現職の首脳級はインドネシアのほか34人だった。