対イ投資などオンライン解説 金属製品の割合最多 松井和久氏講演
アジアコンサルト・アソシエーツと松井グローカルは21日、「外国投資とインドネシアの開発戦略~自立のための依存?~」と題したウェビナーを開催した。講師は松井グローカルの松井和久代表。インドネシアの投資状況などについて講演した。
2022年上半期の外国からの投資額が前年同期比32%増の約584兆ルピアだった。松井氏は「卑金属・金属製品の投資額が最も多く、ほとんどがニッケル製錬関連の投資だ」と解説した。外国からの卑金属・金属製品の投資割合は中国、香港、シンガポールが9割以上を占めるという。
また、石炭とパーム油の輸出が急増し国内への供給不足で禁輸措置をとったジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)政権について「課題に対する直接的解決を重視する一方、長期的視点、物事を構造的に捉える思考が弱い印象がある」と述べた。