電動車展示会開催へ 9月8~10日 導入・普及拡大狙う
国家研究イノベーション庁(BRIN)は9月8〜10日の日程で、3回目となる電動車展示会「インドネシア・エレクトリック・モーター・ショー(IEMS)2022」をジャカルタ・コンベンション・センター(JCC、中央ジャカルタ)で開催する。実行委員長のバルマン・タンブナン氏は14日、同展示会には約30の自動車ブランドが参加することを明らかにした。地元メディアが報じた。
11月にバリで開催予定のG20サミットが引き金となり、国内では二輪車を含むEV(電気自動車)の導入に向けた動きが加速している。IEMSは政府の政策を支援する形で開催される。
IEMSに参加する自動車メーカーについて、バルマン氏は「トヨタ、ヒュンダイ、グシッツ(国産電動二輪車)、ウーリン、DFSKなどが参加する予定だ」と話している。
今年開催するIEMSはEVの普及に向けトークショーや試乗体験を充実させるという。バルマン氏は「会場では広めの試乗体験エリアのほか、充電体験エリアを準備する」という。
一方、インドネシア電気自動車協会(ペリクリンド)の会長、ムルドコ大統領首席補佐官は6日、7月22〜31日に自動車メーカー50社が参加するEV展示会「ペリクリンドEVショー(PEVS)」の開催を発表している。
インドネシアは、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域でEV市場を主導し、2060年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする目標を掲げている。