「大人になる準備を」 新入生105人が入学 JJS
ジャカルタ日本人学校(JJS、バンテン州南タンゲラン)で13日、小・中学部の入学式が行われた。今年度は小学部61人、中学部44人の計105人が入学。国内で新型コロナの感染者が減少傾向を示し続ける中、子どもたちは14日から対面授業を受ける。新入生は希望を胸に新たな一歩を踏み出した。
今年の入学式では、金杉憲治駐インドネシア日本大使、学校維持会理事会の柳瀬満理事長、PTA井上仁会長らの来賓を招待。保護者は各家庭2人までの参加が認められた。また、小・中学部の入学式は時間帯を分けて実施、一部新入生はオンラインで参加した。
JJSの緒方克行校長は小学部入学式で「いつも元気で笑顔でいること、困った時はすぐに先生に聞くこと、早寝早起きをすること、学校の隅から隅まで探検すること、友だち100人作ること」と、JJSの児童としての在り方について語った。
また、中学部の入学式では「成人年齢が20歳から18歳に引き下げられた。法令が変わり、18歳から結婚、クレジットカードの発行、選挙など自己決定権を持ち、責任を負うことになる。大人になる準備を始めるという認識を持ちながら授業に取り組んでほしい」と新入生たちを激励した。
これを受け、中学部1年の片庭歩生さんは、新入生代表あいさつで「小学部では与えられた課題に集中して取り組んだ。中学部では自ら学んでいく姿勢を心がけたい」と目標を語った。(長田陸、写真も)