首都知事選まで1カ月 混戦制すのは誰か 現職ファウジ氏追う展開
来月11日のジャカルタ州知事選まであと1カ月。世論調査などによると、これまでのところ、現職のファウジ・ボウォ州知事を、ジョコ・ウィドド・ソロ市長(中部ジャワ州)らが追う展開。東南アジアで最大となる都市のトップの座をめぐり、キャンペーン期間を前に、すでに6候補のつば競り合いが始まっている。
前回07年の州知事選は副知事だったファウジ氏と福祉正義党(PKS)が擁立した元国家警察幹部のアダン・ダラジャトゥン候補の一騎打ち。ファウジ氏は大小20政党の支持を集め約6割の得票で当選した。
一方、今回は6組が争う混戦。主要政党の推薦も各候補で割れた。渋滞、洪水対策などが主な争点だが、各候補がキャンペーンでいかに集票力を発揮できるかを争う選挙選になりそうだ。政党の推薦を受けない独立候補も今回から認められ、2候補が条件を満たし、出馬が決まった。
キャンペーン期間は今月24日から来月7日までだが、各候補はすでに社会活動という形で運動を始めている。住宅街には各候補の連絡所ができ、横断幕が貼られている。