超高速のEV充電が可能に バリ州で60台設置  PLN

 ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は25日、バリ州バドゥン県ヌサドゥアのインドネシア観光開発公社(ITDC)の駐車場で、国内初となる電気自動車(EV)専用の超高速型の一般用充電ステーション(SPKLU)を設置したと発表した。同州で10月に開催予定の20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に向けたインフラ整備となる。地元メディアが報じた。
 政府は脱炭素化に向けた環境に優しいEVの導入を進め、各国にアピールする。昨年はG20サミットのオフィシャルカーとして韓国の現代自動車が生産するEVの導入を決定した。
 国営電力PLNによると、新たに設置される一般用充電ステーションは出力200キロワットで約30分ほどで充電が可能という。今後は約728億4千万ルピアを投じ、バリ州内で最大60台の設置を計画している。
 ジョコウィ氏は「インドネシアにおけるEVのエコシステムが発展していることを世界中に証明する」と話している。

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