日イ関係発展に貢献 リザル前CSIS所長 外務大臣賞受賞
南ジャカルタの日本大使公邸で23日、令和3年度外務大臣表彰の受賞者となったインドネシアのシンクタンク、CSIS(国際戦略研究所)のリザル・スクマ上級リサーチ・フェローに対する表彰状の授与式が行われた。受賞は昨年8月に発表されたが、コロナ禍で授与式は今日まで延期されていた。
授与式の祝辞で金杉憲治駐インドネシア日本大使は、「日本の各関係機関とリザル氏との(国内政治や国防・外交政策などの分野における)意見交換は日イ関係の発展につながった」と述べた。
これに対しリザル氏は「受賞を嬉しく思う。今後も日イ関係の発展に期待する」と応え、これまでリザル氏を支えた家族や関係者に感謝の気持ちを示した。
リザル氏は2009~15年にCSIS所長、16~20年は駐英インドネシア大使などを歴任した。初めて訪れた海外は日本という。(長田陸、写真も)