この国の魅力を日本へ JJS卒業生の挑戦 中居美樹さん

 「インドネシアを好きになったきっかけはスマランにある孤児院での経験」——。2016年にジャカルタ日本人学校(JJS)の中学部を卒業した中居美樹さん(21)。16日から東京都国分寺市のカフェで、インドネシアの魅力を紹介する手作りイベント「INDONESIAN WEEK」を開催する。インドネシアに寄せる思いやこれまでの体験談を聞いた。  

 日イ友好を深めることを目的とした交流グループ「Proyek Pelangi(プロイェック・プランギ=虹プロジェクト)」創立メンバーの中居さんは、千葉県内の大学に通う大学生として、インドネシアの魅力を伝える方法を模索している。
 中居さんはじゃかるた新聞のオンライン取材に「2~3月にインドネシアへ渡航したかったが、新型コロナの影響で断念。ならばこの期間に何かできないかと考え、イベントを開こうと腹を決めたのが21年12月だった」と話した。
 イベント会場は同市のオーガニックカフェ「カフェスロー」。ここを舞台にインドネシアの食文化体験、ワヤン(影絵芝居)やバティック(ろうつけ染め)などの伝統文化紹介を行う。メインとなるのは26日の伝統舞踊や竹製の伝統楽器アンクルンなどを披露する「Indonesian Night」。後日、イベントの準備段階や当日の様子は動画投稿サイト「YouTube」でも配信する予定という。
 「(アルコールや動物性食品を使わない料理の)インドネシアプレートのメニュー考案は、カフェスローのスタッフに手伝ってもらった。予備知識のないスタッフが理解を深めようと、メニュー考案に身を乗り出してくれた」。中居さんは自身の活動を通じ、インドネシアに興味を持つ人が増え、やりがいを感じているという。
 ただ、自らがインドネシアを好きになるまでの道のりは平坦ではなかった。
 「私自身がハーフであることにずっとコンプレックスがあった。ところが、日本の高校在学中にスマランの孤児院へ訪れた時、現地の人たちの暖かさ、笑顔に触れながら楽しい時間を共有。この国が好きになり、インドネシアにルーツを持つことに誇りを感じるようになった」
 中居さんはまた、JJS幼稚部から中学部3年まで過ごした経験を振り返り、「プロイェック・プランギの創立メンバー4人はJJSの卒業生。出身地は違っても、思春期をJJSで共に過ごした仲間との絆は特別なものがある」と目を輝かせた。(長田陸)

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