2年ぶりの発表会実現 地元文化にも挑み喝采 JJS幼稚部
ジャカルタ日本人学校(JJS、バンテン州南タンゲラン市)幼稚部の発表会が5日、2年ぶりに同部ホールで開催された。参加した園児50人が、歌や寸劇で成長ぶりを保護者らに披露した。
恒例の発表会は昨年、新型コロナウイルスの感染拡大にともない、実施を見合わせた。今年も難しい判断を迫られたが、健康プロトコルの順守に加え、保護者は1世帯1人に限定して対面開催にこぎ着けた。見学も交代制として最前列の混乱を避け、オンラインでも配信した。
発表会は年少の演目から始まり、うさぎ組が歌に手話を織り込み、りす組は「にじのむこうに」の合唱を披露した。年少全体では「となりのトトロ」の合奏に続き、寸劇「金のガチョウ」では園児たちが会場内を練り歩き、保護者たちを沸かせた。
続く年長の部では、ぞう組がドラえもんの歌をインドネシア語で歌い、らいおん組もインドネシアの童謡、「Naik Delman」で喝采を浴びた。
年長はアンクロンの合奏や寸劇「ピーターパン」にも挑み、オリジナルの振り付けも取り入れ、発表会のフィナーレを飾った。
鈴木和彦園長はこの日のあいさつで、「今日までの道は平坦ではなく、子どもたちと一緒に乗り越えてきた。こうして子どもたちの成長ぶりを(保護者と)共有できて嬉しい」と述べた。