西ジャワ州知事と会談 金杉大使 発電所と日本人学校視察も
金杉憲治駐インドネシア日本大使は、2日から3日間の日程で西ジャワ州を訪問した。政府が2060年までに温室効果ガスの排出ゼロを目標に掲げる中、初日は日系企業が協力するワヤン・ウィンドゥ地熱発電所を視察。「インドネシア元日本留学生協会(プルサダ)」の西ジャワ支部メンバーとも懇談した。
翌3日は同州のリドワン・カミル知事と同州バンドン市のヤナ・ムリヤナ市長を表敬訪問。両氏とは日本との友好協力関係を強化することで一致した。
また陸軍の第3軍管区司令部を訪れた他、バンドン日本人会のメンバーとも意見交換。バンドン市内にあるアジア・アフリカ会議博物館とバンドン日本人学校(BJS)を訪問した。
金杉大使はBJS訪問の際に、「在留邦人の子どもたちが日本と同じ教育を受けられるよう、先生方が努力されているのを感じた。ここで勉強している皆さんが、日本と世界の架け橋になってくれることを期待している」と強調した。
4日は最後の訪問地となるラジャマンダラ水力発電所を視察した。同発電所は19年に稼働。金杉大使はインドネシアの再生可能エネルギー導入に日本は引き続き協力していくとした。