身に着けた技術で

 一昨年、大手たばこメーカーから依頼を受け、中部ジャワ州クドゥス県の職業訓練高校(SMK)に取材に行った。毎年、バドミントンのインドネシア・オープンの取材で、主催側の大手たばこメーカーにはお世話になっており、日系企業とSMKへの溶接設備、オートメーション設備等の寄贈式典を行うので来てほしいと、式典の2日前に取材依頼を受けた。突然の出張が決まり驚いた。
 式典で学生たちが壇上で、来賓の日系企業の方々に感謝の気持ちをこめて、日本の歌を披露した。「君が代」を披露された時には、その「おもてなし」に驚いた。取材が終わり、学生たちが式典の壇上近くにいたので集合写真を撮った=写真。若さにあふれた彼らに、少し羨ましくも思った。ここで勉強して、将来、ブカシやカラワンなどの工場で働く学生も出てくるのだろうと思った。そのたばこメーカーは発祥の地でもあるクドゥス県で、他にもSMKを支援しているということで、船舶・航海技術やコンピュータグラフィックなどを学べるSMKも見学させてもらうことができ、工業系技術だけではなく、SMKにもいろいろあるのだと知ることができた。当時は、コロナ禍に見舞われることも予想もできなかった。学校で技術を習得する時間もコロナ禍で限定されるだろうが、将来のために、これからもひたむきに学んでほしいと思う。(じゃかるた新聞=坂田恵愛)
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