アニス知事が直接対話 最低賃金引き上げ要求デモ KSPI
ジャカルタ特別州政府が提示した2022年の州最低賃金(UMP)が不服として、労働組合総連合(KSPI)は29日、州庁舎の前で上昇幅の見直しを求めるデモを実施した。デモ参加者は主催者側の発表で数百人とされる。
KSPIのウィナルソ会長は、「デモはジャカルタ特別州のアニス・バスウェダン知事に対し、来年のUMPを決めた決議書の取り消しを促すことを目的としている」と述べた。
これを受けてアニス知事は、デモに参加した労働者たちとの直接対話に応じ、「(政府の)算定式がジャカルタの実態に合わない。私は今、みなさんと一緒に戦っている」と理解を示した。
その上でアニス知事は、算定式の見直しを視野にイダ・ファウジア労働相との協議に入ったことを明らかにした。(センディ・ラマ、写真も)