待機実習生は1万人超 派遣実現に努力 送り出し業界団体
民間送り出し機関の業界団体「海外実習事業主催協議会(AP2LN)」は25日、中央ジャカルタのホテルで総会を開き、日本に渡航できない技能実習生候補が1万人を越えたとして、派遣実現に努力を重ねる方針を確認した。
AP2LNのフィルマン・ブディ会長はこの日の報告で、日本政府が今月8日、入国制限の大幅緩和に踏み切ったことに言及。ただ、「まだインドネシアから日本に行けた技能実習生はいない」とした。
新型コロナウイルスの感染拡大後、技能実習生の日本派遣の道は閉ざされたまま。ブディ会長によると、「派遣準備が整ったまま、待機している実習生候補者は1万人を越えている」という。(センディ・ラマ)