地方政府との連携強化 投資省
投資省(BKPM)はこのほど、インドネシア全県政府協会(APKASI)との間で、地方への投資促進に向けて協力する覚書(MOU)を締結した。経済紙コンタンなどが報じた。
BKPMが投資方針に関する情報をAPKASI側に共有し、投資家が直面する各種課題の解決といった取り組みを強化し、ジャワ島外を含めた地方への投資増を狙う。
政府はこれまで、事業許認可をインターネット上で一元的に実施する「オンライン・シングル・サブミッション(OSS)」の導入を進め、2018年の導入時点で約400あった各種事業ライセンス手続きの簡素化も進めてきた。
MOUでは、地方の発展に向けたビジネス環境整備を進め、投資分野における政策の普及を進めることなどが盛り込まれた。具体的な施策については今後詰めていく。
1~9月の期間のジャワ島への投資額は、318兆7千億ルピア(全体の48・3%)、ジャワ島外は340兆7千億ルピア(51・7%)と、ジャワ島外が上回った。
BKPMのバフリル・ラハダリア投資相は「投資の増加により、雇用が創出され、経済発展につなげることができるだろう」と地方政府との協力への期待を話す。