【WSBKマンダリカ広告特集】 目指すは7連覇達成 カワサキ・モーター・インドネシア 井上仁社長
「前人未踏の7連覇達成へ」――。
マンダリカ国際サーキットで開幕する市販車最高峰のロードレース、「スーパーバイク世界選手権(WSBK)」。カワサキ・レーシング・チームがここに賭ける思いは、この一言に尽きる。
昨年12月に着任したカワサキ・モーター・インドネシアの井上仁社長(61)は、世界のレースに関わるモータースポーツ部の出身。1994年完成のスントゥール国際サーキット(西ジャワ州ボゴール県)で行われたインドネシア初となった当時の世界GPに加わった経歴を持つ。それだけにマンダリカ参戦は「感慨深く、意義深い」。
現地入りを前に井上社長は、チームがレース中の移動の足として使うオフロードバイクのKLX150を送り込み、スペイン・バルセロナから搬送されたレース車や英国人ライダーの移動の手配などに東奔西走してきた。
「スポーツバイクならカワサキ」。こんなイメージ戦略で他社との差別化を図るカワサキにとり、ラインアップの頂点に立つのがWSBKを走る「Ninja ZX―10RR」だ。この技術を引き継いだ「Ninja ZX―25R」はインドネシアでも看板的な存在で、今年8月からは今年のレースカラーと同色モデルが市場投入された。
「レースを走るあの10RRの弟分がここにありますよ」(井上社長)。7連覇が実現すればファンの気持ちをくすぐり、若いこの国のバイク市場で「ウィズ・コロナ時代」のけん引役を果たすと期待する。インドネシアに戻ってきたWSBK。カワサキは開幕に向け、スロットは〝全開モード〟に入っている。