業務提携契約を締結 住宅ローン商品を提供 Jトラスト・飯田産業
Jトラスト・インドネシア銀行と、西ジャワ州デポック市サワンガンの新興住宅地「REIWA TOWN」の開発を手がける飯田産業の合弁会社プルムナス・イイダ・グループは2日、住宅販売に関する業務提携契約を締結した。同行は飯田グループが提供する住宅の購入者に対し、借入期間最長30年の住宅ローン商品を提供する。
この日、REIWA TOWNで調印セレモニーが実施され、プルムナス・イイダ・グループの渡辺健一郎取締役は「(住宅は)遮熱性が高く、エアコンの電気代節約につながる。また、遮音性も高く、プライバシーを守ることにも力を入れている」と住宅の特徴を説明した。
REIWA TOWNは約25ヘクタールの開発予定地にショップハウスやコンビニなどの商業施設を含めた1650棟の分譲開発を計画。総事業費は約72億円という。また、同日より先行して121棟の住宅販売を開始、販売価格は9億ルピアからとしている。住宅の広さは90~120平方メートルで、間取りは3LDKとなる。
じゃかるた新聞の取材に渡辺取締役は、「独自の耐震設計で震度7の地震にも耐えうる。住宅を実際に見てから購入できることが強みの建売方式を採用し、販売を進めていく」と説明。ターゲット層については「月収2千万ルピアの所得層」とした。
デポック市サワンガンにREIWA TOWNを開発した理由について、渡辺取締役は「安価で高品質な住宅を提供する会社の理念に沿っている。(同社の高品質住宅は)インドネシア地域社会に貢献していけると考える」と述べた。(長田陸)