「大統領と習主席が初試乗」 来年11月に高速鉄道 KCIC社長
ジャカルタ~バンドン間を結ぶ高速鉄道を運営するインドネシア中国高速鉄道(KCIC)のドゥイヤナ・スラメット・リヤディ社長は18日、高速鉄道の試運転は来年11月、「ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領と中国の習近平国家主席が乗車して行う」と述べた。
同月は20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)がバリ島で開催される予定で、インドネシアが議長国を務める。現状では対面方式で実現する方向で準備が進んでおり、中国は習主席がジョコウィ大統領と高速鉄道に試乗することで、両国の密接な経済協力関係をアピールする狙いがあるとみられる。
ドゥイヤナ社長によると、両首脳による試乗を実現させた後、高速鉄道は非公開扱いとなり、翌12月から一般公開にこぎ着ける見通しという。(センディ・ラマ)