邦人330人が接種 9月度理事会
ジャカルタジャパンクラブ(JJC)は9月30日、9月度の理事会をオンラインで実施した。開会のあいさつで金杉憲治駐インドネシア日本大使は、9月17日から約1週間行われた保健省による邦人向けの新型コロナウイルスのワクチン接種プログラムに330人が参加したと述べた。
金杉大使によると、接種に参加した邦人の居住地はジャボデタベック(首都圏)、西ジャワ州、バンテン州。事前の希望登録のうち参加者は約3分の2に止まっており、「邦人でも他の何らかの形で接種にアクセスが得られている」との見方を示した。
また、近造卓二理事長がコロナ禍で中断していた官民ワーキンググループの再始動に向け、政府との意見交換を9月23日に実施したと報告。インドネシア側が強い関心を示している脱炭素化を目指すカーボン・ニュートラルを新しいテーマとして日本側からプレゼンする予定とした。
官民ワーキンググループは日系企業にとり、「政府に直接課題を打ち込むことができる有意義な機会である」という近造理事長は「今後も大使館と連携して、問題解決および日イ両国の経済関係の強化に取り組んでいきたい」と強調した。