空港まで列車で40分 きょうから営業運転 ジョクジャカルタ
運輸省鉄道局のズルフィクリ局長は16日、17日からジョクジャカルタ駅(ジョクジャカルタ特別州)とジョクジャカルタ国際空港(YIA)駅を結ぶ「ジョクジャカルタ国際空港鉄道」の営業運転を開始すると発表した。同州と中部ジャワ州でビジネス、観光部門をけん引する新たな公共交通として期待される。地元メディアが報じた。
ズルフィクリ局長は、2019年に開港した同空港までの移動は、「これまで車で約1時間半。今後は列車が40分で結ぶ」と列車の利便性について述べた。運賃は、ジョクジャカルタ駅~YIA駅区間を2万ルピア、ジョクジャカルタ駅~ワテス駅(同)区間を1万ルピア、ワテス駅~YIA駅区間を2万ルピアとした。
開業を控えて列車は1~16日の間、試験運行を実施していた。13日までに3646人が列車を利用しており、ズルフィクリ局長は「ジョクジャ市民、空港利用客に利益をもたらすことを願っている。緊急活動制限レベル3に引き下げられたことで、(今後は空港や駅の)利用客が増加するだろう」と期待を込めた。
ジョクジャカルタ駅~YIA駅区間は1日8便運行する。切符は国鉄(KAI)のスマホアプリ「KAI Access」かジョクジャカルタ・ワテス・YIA駅の窓口で購入できる。