カブール撤退を決定 アフガン政権崩壊 ルトノ外相
ルトノ・マルスディ外相は21日、アフガニスタンでイスラム主義組織タリバンが首都・カブールを制圧したことを受け、カブールにあるインドネシア大使館の機能を一時的にパキスタンのイスラマバードに移す方針を発表した。
東ジャカルタにあるハリム空軍基地でルトノ外相は、外交団の退避について「少人数をカブールに残し、外交任務を継続させる計画だったが、新たな展開を受けて変更する」と述べた。「新たな展開」の内容について外相は、記者団の質問にもコメントを避けた。
ルトノ外相はまた、アフガン情勢について「平和と安定という政治プロセスとともに、女性の権利が守られるよう強く求める」と述べた。
インドネシア国軍は同日、カブール空港から大使館員など子どもを含むインドネシア人26人を救出。空軍機はフィリピン人5人とアフガニスタン人2人も受け入れた。(リリス・イラワティ)