中国政府から医療物資支援 海事・投資調整相
ルフット・パンジャイタン海事・投資調整相は10日、同省庁舎で中国政府からの医療物資支援を受け取った。会場にはブディ・グナディ・サディキン保健相、肖千駐インドネシア中国大使や中国の大手通信機器メーカー華為技術(ファーウェイ)の代表者などが同席した。
医療物資は、インドネシアで猛威を振るうデルタ株(インド型変異株)への対策を支援するもので、人工呼吸器、酸素濃縮器、鼻カニューレ、フェースマスクなどが供与された。
中国から輸送される物資は9日から始まっており、13日までにすべての物資がインドネシアに到着する予定という。ただ、具体的な個数については公表されていない。
中国からの支援に対し、ルフット氏は「中国政府からの協力にインドネシア政府を代表して感謝する」と話した。ブディ氏もまた、「中国政府からの人道的な支援に感謝する」と述べた。
肖千大使は、「新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に直面する中、今回の支援は中国とインドネシアの友好を示す証拠となる」と話した。
また、ルフット氏は今後、医療機器の製造、国際病院の建設など、中国からの保健部門に対する投資を支援すると発言している。