ワクチン供給が限界 ビオ・ファルマ

 ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は8月のワクチン接種目標を1日200万回としたが、国営製薬ビオ・ファルマのホネスティ・バシル社長は3日、「供給が追いつかなくなる」と述べた。地元メディアが報じた。
 同社は現在、1日約100万回を前提に生産体制を整えており、ホネスティ社長は今後、使用量の倍加にともない、生産量と分配量を増やしていく方針という。同社はこれまでに9500万回分のワクチンを供給している。
 ワクチンの接種目標は州ごとに決められている。CNNインドネシアによると、1回目の接種で最も高いのはジャカルタ特別州(90・07%)だった。続いてバリ州(89・76%)、リアウ諸島州(64・6%)となった。逆に目標達成率が最も低い地域はランプン州(9・28%)で、北マルク州(12・07)、西スマトラ州(13・99%)と続いた。
 2回目のワクチン接種で目標達成率が高い州は、ジャカルタ特別州(31・45%)、バリ州(24・22%)、ジョクジャカルタ特別州(14・94%)の順番となっている。

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