前年比16.2%増の223兆ルピア 第2四半期の直接投資
インドネシア政府は27日、ことし第2四半期の直接投資実現額(石油・ガス、金融分野を除く)を発表した。全体の投資額は前年同期比16・2%増の223兆ルピアを記録した。第1四半期の直接投資実現額は219兆7千億ルピアで、ほぼ横ばいで推移している。
外国直接投資額(FDI)は前年同期比19・6%増の116兆8千億ルピアを記録した。
国内投資額(DDI)は前年同期比12・7%増の106兆2千億ルピアだった。
政府は2021年通年の直接投資目標を、前年実績から8・9%分上乗せした900兆ルピアに設定している。国内では新型コロナウイルスの感染が再拡大し、経済活動の先行きに暗雲が立ち込めているが、政府は目標達成は可能という姿勢を崩していない。
国・地域別の投資額の上位5位は、シンガポール(21億ドル)、香港(14億ドル)、オランダ(11億ドル)、日本(7億ドル)、中国(6億ドル)の順番だった。外国投資の産業セクター別では基礎金属・金属品(18億ドル)、鉱業(9億ドル)、運輸・倉庫・通信(9億ドル)、電気・ガス・水道(8億ドル)の順番。
投資対象の地域別ではジャワ島とそれ以外の島しょ部が半々の割合だった。