「内容は変更しない」 反対派の要求拒否 レディー・ガガ側

 米女性歌手レディー・ガガの来月三日予定のジャカルタ公演をめぐる賛否が紛糾している問題で、ガガのマネジャー、トロイ・カーター氏は二十四日、公演内容は変更しないとの姿勢を示した。シンガポールのストレーツ・タイムズ紙が報じた。
 シンガポール入りしたカーター氏は、韓国やフィリピン、インドネシアで起きた反対運動に対し、「公演内容を変更することはない。ガガは自己検閲しなければならないなら公演をやめるだろう。限られた観客のための限られたショーであり、(ステージで)裸になることもなければ煽動行為をするわけでもない」と理解を求めた。
 興行主のビッグ・ダディ・エンターテイメント社は二十五日、公演許可を取得するために歌手側と調整を進めていると説明。国家警察は興行主からの必要書類提出を待っていると述べた。
 一方、金曜礼拝の後、イスラム強硬派団体のイスラム擁護戦線(FPI)は、ジャカルタ警視庁や国家警察本部前などで公演反対デモを実施。オートバイなどに分乗した約五百人は、レディー・ガガの顔にバツ印を付け「地獄へ堕ちろ」と印刷した横断幕やポスターを手に、「悪魔の崇拝者」などと叫んだ。

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