もっと市民の意見を 建築団体 新首都のイスタナ建設
ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は15日、東カリマンタン州への新首都移転計画で、建築分野の専門家らを集めた会議に出席した。同席したスハルソ・モノアルファ国家開発企画相によると、大統領は新首都に新設するイスタナ(大統領宮殿)のデザインなどに関し、参加した建築団体から「もっと市民の声を取り込むべき」などの意見を受けた。地元メディアが報じた。
会議に先立ち、スハルソ氏は12日、同州でイスタナ建設予定地など現地を視察。「このラマダン(断食月)中に新首都で起工式ができることが願いだ」と述べた。スハルソ氏は3月、「2024年までに首都移転を実施する」としている。
移転計画の実施には法案の国会(DPR)成立が必要だが、スハルソ氏は、大統領が立法化に向けて国会審議の迅速化を図る書簡を発布する可能性を示唆した。