豪雨の死者70人に
国家防災庁(BNPB)は5日、東ヌサトゥンガラ州で豪雨による洪水や土砂崩れの死者が少なくとも68人になったと発表した。西ヌサトゥンガラ州でも少なくとも2人の死亡が確認された。70人が行方不明。国営アンタラ通信などが報じた。
東ヌサトゥンガラ州東フローレス県の被害が最も大きいとみられ、44人が死亡した。26人が行方不明。同州では他に、アロル県で死者11人と行方不明者28人、レンバタ県で死者11人と行方不明者16人、エンデ県で死者2人が報告されている。
また少なくとも五つの橋が寸断され、多数の家屋が倒壊。BNPBは軍などと協力し、現地で被災者の救助や支援を続けている。死者、行方不明者は今後さらに増加する可能性がある。
隣国東ティモールでも被害が出ており、報道によると少なくとも27人が死亡、8人が行方不明。
ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は5日、インターネットで動画を公開し、「この悲劇で亡くなった方に、深く哀悼の意を表す」と述べた。