JADメンバー13人逮捕 教会前の自爆テロ関与 マカッサル
南スラウェシ州マカッサル市の教会前で起きた28日の自爆テロ事件を受け、国家警察は29日、同事件に関与した疑いで、過激派組織「イスラミック・ステート(IS)」への支持を表明するイスラム過激派組織「ジャアマ・アンシャルット・ダウラ(JAD)」のメンバー13人を逮捕した。地元メディアが報じた。
国家警察のアルゴ・ユウォノ広報部長は、爆死した実行犯の身元が判明し「2人はJADと関わりがあった」と発表した。2人は婚姻から6カ月の夫婦だった。
国家警察の対テロ特殊部隊「デンスス88」は、13人を南スラウェシ州マカッサル市のほか、ジャカルタ特別州、西ヌサトゥンガラ州ビマ県で逮捕した。
国家警察のリスティヨ・シギット・プラボウォ長官は、マカッサル市で逮捕した4人について、実行犯2人と事件を企て、爆弾の製造を手伝うなど共謀していたことが疑われるとした。ジャカルタ特別州では4人を逮捕したほか、使用可能な爆弾5つを押収した。(三好由華)