行動制限延長 15州へ適用拡大 来月5日まで
政府は19日、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐためジャワ島やバリ島などで続いている行動制限を4月5日まで延長すると発表した。今回の規制変更では、一部緩和も見られるが、行動制限の適用範囲が拡大した。地元メディアが報じた。
今回の規制変更で、大学など高等教育現場での対面授業が再開可能になり、舞台など芸術活動も一部緩和が認められた。しかし、企業の在宅勤務率50%や、午後9時までとする商業施設の営業規制は継続する。
一方、制限の適用範囲は全国で10州から15州に広がった。新たに、中部カリマンタン州、北カリマンタン州、北スラウェシ州、西ヌサトゥンガラ州、東ヌサトゥンガラ州が追加された。
内務省のシャフリザル地域管理総局長は同日、これまでの行動制限を「感染者数を抑えるのに効果的だった」と評価する一方、「減少はまだ不十分」とし、制限措置を続けるとした。